触力覚インタフェース応用

  ハプティックインタフェースデバイスを用いることにより,ユーザは力覚や触覚のフィードバックを感じながら仮想的な物体を扱うことができます.私たちはその例として,鉛筆と紙の書き心地を考慮したペイントシステムを開発しました.



非平面マルチタッチインタフェース

  マルチタッチインタフェースは通常は平面の形です.私たちは平面以外の,例えば半球面状のデバイスを開発し,その形状ならではの入力方式を提案しています.



HATS (Height-Adjustable Tangbiles)

  HATs are active tangibles with 4 degrees of freedom that are capable of moving, rotating, and changing height. By adding height as an additional dimension for manipulation and representation, HATs offer more freedom to users than ordinary tangibles. HATs support bidirectional interaction, enabling them to reflect changes in the digital model via active visual feedback and to assist users via haptic feedback.



RoboTable

  RoboTableとは、テーブル上のマルチタッチ入力とfiducialマーカーを認識し、さらにテーブル上を動き回るロボットとのインタラクションが可能な、独自 のプラットフォームを用いたプロジェクトである。 本プロジェクトの目的は、このプラットフォームを用いることで、人がテーブル 上に表示される仮想世界のディジタルイメージやロボットなどの実世界の物との インタラクションを行うためのシステムを開発・研究することである。



CarettaKids

  CarettaKidsは、小学生が環境問題について学ぶのを支援する協調学習支援システムです。 CarettaKidsには、複数の学習者で同時に操作できる共有空間と各々の学習者が利用する 個人空間が用意されます。共有空間では、複数の学習者が、物理的なコマを使って都市計画 を行います。その配置に基づき、シミュレーションが行われ、拡張現実感手法により、没入感 の高い空間が生成されます。個人空間では、各学習者が他者に邪魔されることなく、自分の 設計アイデアを試すことができます。CarettaKidsは、学習者が2つの空間をスムーズに行き来 できるよう、直感的な移動手法が用意されています。 CarettaKidsは、Caretta のアイデアを継承し、学習支援に応用しています。



Caretta: 共有空間と個人空間を統合した協調作業支援システム

  本研究では、複数のユーザが協調作業を行うための「共有空間」と, ユーザ1人1人が個人的な作業を行うための「個人空間」と を統合した協調作業支援システムCarettaを提案する.Carettaが支援の 対象とするのは,複数のユーザが物理的な人工物の操作を行いつつ, 互いに議論を行いながら問題解決を目指す協調作業や協調学習である. Carettaでは,共有空間と個人空間とはシームレスに統合されて いるため,ユーザは,共有空間と個人空間を行き来しつつ,協調作業を 進めることができる. 協調作業を支援する共有空間として,本研究では著者らによって 開発されたセンシングボードを用いる.一方,個人の作業を支援する 個人空間としてPersonal Digital Assistant(PDA)を用いる.