ローリングシャッターカメラによる高速で選択的な可視光通信

照明から送信される最適変調信号(上記参照)をカメラで受信することで、フリッカレスかつ高速な可視光通信を実現した。 60 fpsで1080本のラインセンサを持つ汎用動画カメラを用いた実験では最大で75 kbpsを達成し、従来のon-off keyingによる理論的限界を上回る性能を示すことを確認した。 さらに、OFDM変調されたマルチキャリア信号を用いた可視光通信の性能を理論的に解析した。また、露光時間による各キャリア波の受信感度の相違を利用することにより、 複数カメラに対する選択的通信が可能であることを実証した。