汎用動画カメラを用いた高速高精度時刻同期技術
社会への普及が進むLED照明とスマートフォン等に搭載される汎用動画カメラを用いた高速高精度時刻同期技術を提案する。 理論的解析を通して、カメラのシャッタースピードをパラメータとする最適変調照明についての数式表現を導出した。 1つのLED光源と60fpsのカメラを用いた実環境での評価実験では、観測時間0.067秒(4フレーム画像)で90 percentile誤差 26.3 μsを達成した。コンピュータシミュレーションによる比較実験では、 最適変調照明を用いることで時刻同期の計算量が抑えられることも明らかになった。提案手法の特徴を利用したアプリケーションとして、高速可視光通信,(NEW)違法撮影判定,屋内位置認識,複数カメラ同期によるモーションキャプチャシステム等の実装を進めている。
